巨人−阪神の開幕三連戦を振り返って

巨人−阪神の開幕三連戦は阪神の三連勝に終わりました。
これは明らかに投手力の差と打者の特性や属性と言ったものが原因かと…
今回は流石にちょっと思うところあるので巨人中心に考えてみようと思います。

まず第一戦目ですが、エース井川と上原の投げあいは好勝負で七回までどちらが勝ってもおかしくない展開だったと思います。
試合が動いたのは七回裏の上原への代打・井出。
この時点で上原の投球数は129球。降板はやむをえない球数かもしれません。
(試合前に堀内監督は「おまえと心中する」とか言ってましたけど、何事も無かったかのようにあっさりと降板)
結果、井出はフルカウントから空振り三振。
そして後続の前田、三澤、柏田と三人連続の背信投球…
一軍での実績がほとんど無い佐藤宏が唯一まともに抑えたのみ…(ちなみに、この佐藤宏は翌日も阪神打線を三人で打ち取っています)

続く第二戦目、高橋尚は好投をするも史上最強打線は沈黙、一本のヒットも打たないままに阪神・矢野のホームランを浴びますが後続を打ち取りました。
そして、その裏には仁志がこの日初のヒットを打ちますが盗塁死。
その後はヒットで繋がれアリアスに満塁ホームランを被弾、負け投手となります。

そして最後の第三戦目、先発の木佐貫はサード・小久保のタイムリーエラーも含めて一回に四失点、四回には三本のホームランを打たれ降板。
この後、巨人打線は二本のホームランを放ちますがホームラン以外で点が取れないのは相変わらず。
九回には小久保がタイムリーヒットを放ちますが、これがこの三連戦唯一のタイムリーヒットという情けなさ。
連打もほとんど無く、あるのは一発の怖さだけ。

巨人は明らかに力の入れどころを間違っていると思います。
代打に江藤、清原(orペタジーニ)等が居て最強の代打陣だとは思います。(コストパフォーマンスを考えると疑問点が非常に多いですが)
ただ、どんなに強力な代打陣を持っていても出番が無ければまったく意味がありません。
この無駄な代打をトレードに出して、まずは投手を補強するべきなのでは?